木質ペレット

[写真]木質ペレット

「木質ペレット」とは

木質ペレットは製材屑(オガ粉)や間伐材を破砕・乾燥したものを、 圧縮過程で木材成分であるリグニンの接着効果で固めた燃料です。接着剤等を使用していない100%木材由来の燃料です。 ペレットは含水率が低いので燃焼効率がよく、不完全燃焼のときに 排出する一酸化炭素排出量は限りなくゼロに近いです。

再生可能なエネルギーです。

化石燃料と違い20年~30年サイクルで再生できるエネルギーです。間伐を進めることにより森林の健全な育成が進みます。

カーボンニュートラルで地球温暖化を防止します。

燃焼時に発生するCO2は、木の成長過程で光合成により吸収したCO2であり、大気中のCO2を増やしません。

[図]カーボンニュートラル
[写真]人工林

人工林の間伐、保全管理を進めます。

国土の3分の2が森林である日本で、その40%が人工林。手入れのされていない過密化した人工林では風倒木被害や、土壌の浸食等災害につながる危険が増大します。植林後の手入れがされていない山林の枝打ち等の管理、間伐の実施がすぐにも必要です。木質ペレットの利用拡大は人工林の間伐推進に貢献します。

[写真]林地残材

林地残材の活用

日本国内で、毎年2000万立方メートル(4トントラック60万台分)の林地残材(倒木や切り捨て間伐で搬出されない材木)が放置されています。 ペレットストーブ1台(1冬)約4立方メートルの材木を使いますので、1年間でペレットストーブ500万台分の材木=エネルギー源が放置されています。

地産地消エネルギー

地域内での木材を利用することにより、地産地消が行われ地域社会の活性化につながります。